SDGsについて

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SDGsとは

 SDGs(Sustainable Development Goals)は「持続可能な開発目標」と言われ、2015年9月の国連サミットで全会一致されたもので、中心的な考えとして、「誰一人取り残さない」というのを掲げており、2030年までに17の目標と169のターゲットの達成を目標にしています。元々はSDGsの前に設定されていたMDGsの後継として存在しています。

 

 

 ここでMDGsMillennium Development Goals)は「ミレニアム開発目標」と言われ、1990年を基準に2015年を達成期限とした極度の飢餓や撲滅など含めた8つの目標、21のターゲットの達成を目的とした目標のことでした。MDGsはインターネットの普及率を向上させたり、就学率を上昇させたりとった成果を上げていました。

しかし、ジェンダー問題や環境問題などの課題が解決できずに期限を迎えました。そこでSDGsではMDGsの反省を活かし、目標が設定されました。

また、SDGsMDGsの違いとしては取り組む主体が異なっており、MDGsの時は行動主体が国連や政府でしたが、SDGsでは国連や政府だけでなく、民間の企業も加わっています。それによってこれまでよりも、これまでよりもより私達の身近な問題として捉えることができ、また世界的な目標として設定されているため、各企業も政府も積極的に取り組むことができMDGsの時よりもより課題の解決に向けての達成率が向上すると考えられます。

 

 

SDGsが目標としている17のゴールについて

 SDGsには17の達成すべき課題が設定されています。しかし全てを理解するのは、最初は難しいです。そこで、それぞれの課題を区別できるものとしてウエディングケーキモデルというのがあります。

 これは17の課題を3つの階層に分けたもので、頂点を17つ目の課題である「パートナーシップで目標を達成しよう」で設定しており、上の階層を「経済圏」その下の階層を「社会圏」、最下層を「生物圏」として設定しておりこれは経済圏が成り立つためには社会圏が成り立つ必要があり、社会圏が成り立つためには、生物圏が成り立つ必要があるという考えがあります。

 

 

SDGsカーボンニュートラル

 SDGsカーボンニュートラルとの関連性についてですが、特に7番目の目標である「エネルギーをみんなにそしてグリーンに」と13番目の目標である「気候変動に具体的な対策を」があります。

7番目の目標との関連性についてですが、カーボンニュートラルと絡めると、現在日本では化石燃料を用いた発電方法である火力発電が最も使われていますが、太陽光発電水力発電など発電の際に二酸化炭素をなどの温室効果ガスを発生させないようにしていこうという風に捉えることができます。

13番目の目標については、カーボンニュートラルの主目的である温室効果ガスを実質ゼロにすることで地球温暖化を食い止めようとするもので直接つながります。

しかし、カーボンニュートラルと直接関係があるものが今回紹介した2つであるというだけであって、他の目標と関連して解決していく必要があります。

 

 

まとめ

 今回はSDGsについて簡単にまとめました。2030年に向けての17の目標として設定されており、現在でもそうですが今後より世界的にSDGsに向かっての活動が活発になることが予想されます。しかし活動するのは企業や政府だけでなく、私達も節電や、募金などといったことで取り組むことができるので2030年に向けて頑張りましょう。